Journalコラム

「敬老の日」のイベントを成功させる企画のポイントや成功事例を紹介 2022.07.28

「敬老の日」のイベントを成功させる企画のポイントや成功事例を紹介

敬老の日が日本発祥の記念日、ということを知らない方も多いのではないでしょうか。その起源は、昭和22年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)が催した“としよりの日”にあると言われています。現在は毎年9月の第3月曜日を敬老の日と定め、日頃の感謝の気持ちを込めて祖父母にお祝いを贈ったり、家族・親族一同で食事会をしたりするのが一般的です。企業にとってもこの日に合わせてイベントを開催することで、さらなる消費の拡大が見込まれます。今回は、そんな敬老の日のイベントを開催する際に押さえておきたい企画のポイントや事例をご紹介します。

INDEX
敬老の日のイベントの企画・運営ならCCG STAGGへ!
敬老の日のイベントを開催する前に注目すべきこと
敬老の日のイベントを企画する時のポイント
敬老の日のイベントを開催する時の注意点
敬老の日のイベント企画にかかる費用
敬老の日のイベント事例3選
CCG STAGGが敬老の日イベントの企画をサポート

敬老の日のイベントの企画・運営ならCCG STAGGへ!

私たちCCG STAGGは、商業施設様を対象に、季節行事・イベントの企画・運営を行なう会社です。これまでに実施したイベントは累計800件以上。メインターゲットや打ち出したいテーマに応じて、ワークショップや講座などのコンパクトなイベントから、ステージを使ったショーやパフォーマンスなどの大規模なイベントまで、さまざまな企画をご提案させていただきます。敬老の日関連のイベントをお考えの商業施設様は、CCG STAGGにおまかせください。

敬老の日のイベントを開催する前に注目すべきこと

敬老の日というと、母の日や父の日ほど知名度が高くないため、イベントを行なっても盛り上がらないのではないかと感じる人も多いのではないでしょうか。確かに祖父母が遠方に住んでいる人の場合、そもそも敬老の日にお祝いする習慣がないということも。しかしながら、総人口の3割を65歳以上の高齢者が占める日本において高齢者市場は伸び続けており、これから市場に参入しようとする企業も少なくありません。まずはイベントを開催する前に、押さえておきたいポイントについて解説します。

①対象となる年齢層

一般的に会社を定年退職した60歳以上、あるいは65歳以上の親や祖父母世代を、敬老の日の対象とすることが多いようです。約50%の方が還暦をきっかけにプレゼントをもらったという調査結果も。対象となるのは定年退職後の人になるとはいえ、現役で働いている人も、孫が生まれた時点で「おじいちゃん・おばあちゃん」になります。「孫が祝いたいと言った」など、孫がきっかけとなってプレゼントを贈るケースもあるため、幅広い世代に喜ばれるイベントを企画する必要があります。

②購入する消費者層

敬老の日の対象となる年齢層が60歳以上であるのに対し、プレゼントを購入する消費者の年齢層は30~40代の親世代が中心です。親世代だけでなく、10〜20代の高校生・大学生、20代の社会人など、孫世代から祖父母世代にプレゼントを贈ることもあります。プレゼントの予算は、親世代から贈る場合は5,000~10,000円程度、孫世代から贈る場合は3,000円程度が相場と言われています。まだ働いていない未就学児や小中学生がプレゼントを贈る場合、商品を選ぶのは孫だとしても、お金を出すのは親であることが多いため、予算は総じて5,000〜10,000円前後になることが多いようです。

敬老の日のイベントを企画する時のポイント

敬老の日イベントを企画するにあたって、イベントテーマやターゲット、集客方法など、検討しなければならない項目があります。イベントを消費拡大の場につなげていくために、まずは企画する前に「何をテーマにしたイベントにするのか」「誰をターゲットにするのか」「そのターゲットをどのように集客するのか」を明確にした上でイベントを企画することが大切です。ここでは、それぞれの注意点を解説します。

①高齢者の興味・関心を惹くテーマ

高齢者の興味・関心を惹くテーマでなければ、当然ながら集客はうまくいきません。高齢者はどのようなことに興味・関心を持っているのでしょうか。総務省統計局が「社会生活基本調査」をもとにまとめた資料によると、65歳以上のシニア世代に人気の趣味は

●園芸・庭いじり・ガーデニング
●読書
●映画館以外での映画鑑賞
●美術鑑賞
●遊園地、動植物園、水族館などの見物
●カラオケ

などがあります。こうした調査結果などを参考にテーマを決めることもひとつの手ですが、性別や地域、対象とする高齢者の年齢によって特性があるため、メインターゲットに近い方々へのヒアリング、イベント実施場所での事前調査など、情報収集をしっかりと行なってからテーマを決めることをおすすめします。

②ターゲットを明確にする

ひと言で「60歳以上の高齢者」と言っても、さまざまな層が含まれています。例えば仕事を続けている高齢者と、仕事を引退して時間に余裕がある高齢者とではライフスタイルが大きく異なりますし、興味や関心も異なります。まずはその違いを理解することから始めましょう。ターゲットを決める上で注意したいのはイベント参加者の範囲。60歳以上の高齢者本人を対象とするのか、それとも購入者を対象とするのかによってイベント内容は大きく変わります。購入者である親世代と孫世代にまで広げる場合も、年齢やライフステージによって購入するプレゼントや参加するイベントも変わるでしょう。まずはターゲットを高齢者とするのか、購入者とするのかを明確にした上でターゲットを細分化し、参加者の趣味や平日・休日の過ごし方などを踏まえたユーザー像(ペルソナ)を設定することが重要です。

③カスタマージャーニーを検討する

ペルソナを設定し終えたら、ターゲットが実際にイベントに参加するまでの一連の行動プロセスを考えること。つまり、カスタマージャーニーを検討します。カスタマージャーニーとは、直訳すると「お客様の旅」を意味し、ペルソナの行動・思考・接点を時系列で「見える化」したものです。カスタマージャーニーのメリットは、ターゲットがどういった場所で情報に触れ、その結果どのような心理状況になり、どういった行動をとるのかがひと目でわかること。消費者の行動を深く理解することで、よりターゲットに響く集客プランを検討できるようになります。

④オフライン(アナログ)広告も取り入れる

シニア層を対象とするイベントでもっとも難しいのは告知方法。高齢者層のスマホ利用率も高まっているとはいえ、デジタルメディアに触れる機会が少ない方も多く、オンラインとオフライン(アナログ)の両方を取り入れる必要があります。オフラインにもさまざまなツールがありますが、新聞広告や折込チラシ、タウン誌などの紙媒体、地域のコミュニティ施設での告知が代表的。カスタマージャーニーで可視化した消費者との接点をもとに、ターゲットに響く告知方法を検討しましょう。

敬老の日のイベントを開催する時の注意点

イベントを開催する際に気をつけたいのが、ターゲットの心情に気を配ること。というのも、自らを「シニア」「老人」として扱ってほしくないという方が少なくないからです。参加者に喜んでいただきたいという思いはわかりますが、参加者を意識しすぎて、高齢者に人気のコンテンツを集めたとしても、「年寄扱いされたくない」という方は気持ちよく参加できません。対象者のニーズを分析した上で、バランスの取れた、かつ参加しやすいコンテンツを用意することをおすすめします。

敬老の日のイベント企画にかかる費用

CCG STAGGでは、これまでにさまざまなイベントを企画してきましたが、もっとも多いのが購入者である親子を対象にしたイベントです。例えば、敬老の日に祖父母へプレゼントするギフトを手作りするワークショップの場合、1日200,000〜300,000円が目安です。「高級感」や「完成度」という点では市販のギフトに劣りますが、オリジナルのプレゼントを贈りたい、気持ちを伝えたいという方に人気のイベントです。

敬老の日のイベント事例3選

ターゲットのライフスタイルや年齢が多岐にわたることから、どのような企画を立てれば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、CCG STAGGがこれまでに手がけてきた敬老の日のイベントのなかから、ターゲットのニーズを捉えたことで反響を得られたイベントの事例をいくつかご紹介。今後敬老の日イベントの実施を検討している商業施設様は、イベント企画の参考にしてください。

敬老の日イベント事例①:手形メッセージイベント

【施設】大型ショッピングモール
【ターゲット】購入者(親子)

祖父母に感謝の気持ちを伝えるためのイベントとして、手形メッセージイベントを企画。好きな色を選んでもらい、子どもの手形をメッセージボードにスタンプ。空いたスペースにメッセージを書き込み祖父母にプレゼントするという企画です。コンテンツをシンプルにすることで、小さい子どもでも参加しやすいイベントを目指しました。毎年行なうことで手の大きさと文字から子どもの成長を感じることができるため、より付加価値の高いイベントになりました。

敬老の日イベント事例②:昔遊びイベント

【施設】大型ショッピングモール
【ターゲット】祖父母世代、親子世代、孫世代

祖父母世代が小さい頃に遊んでいたおもちゃを会場に集めて、祖父母世代と親世代・孫世代との交流を深める3世代参加型のイベントを企画しました。初めて目にするベーゴマやお手玉、おはじきに孫世代は大興奮。祖父母世代が孫世代に遊び方を教えたり、いいところを見せたりする様子も見られるなど、会場の雰囲気が温まるイベントを開催することができました。

敬老の日イベント事例③:体力測定イベント

【施設】大型ショッピングモール
【ターゲット】祖父母世代、親子世代、孫世代

身体測定器や体力測定器を用意し、孫と一緒に体力測定するイベントです。年代別の平均値や各項目に関するアドバイスなどが書かれた用紙を用意することで、孫の成長を実感しながら、自分の気になっている数値などもこっそりチェック。すべての計測が終わったら記念品をプレゼントしました。健康関連のイベントに参加するのは億劫と考えている高齢者の方も少なくありませんが、孫と一緒に参加する仕掛けにしたことで、楽しい思い出に変えることに成功しました。

CCG STAGGが敬老の日イベントの企画をサポート

今後も高齢者を対象とした市場は拡大が見込まれており、企業にとって「敬老の日」は高齢者層にアプローチするチャンスとなります。テーマやターゲットや告知方法など、検討すべき項目はたくさんありますが、ターゲットの行動や感情に向き合ったイベントを企画することで、商業施設様にとっても、参加者にとっても有意義なイベントとなるはずです。敬老の日イベントの企画にお悩みの商業施設様は、実績豊富なCCG STAGGにぜひお気軽にご相談ください。

イベント運営については、
私たちCCG STAGGにお任せください。
お問い合わせから、お気軽にご連絡ください。

  • Share
  • facebook
  • twitter
  • B!
  • Feedly

Other Contents関連コラム

page top

Contactお問い合わせ

受付時間【平日】10:00〜18:00