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新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、さまざまなコミュニケーションがオンライン化されました。イベントの開催手法も大きく変化し、オンラインイベントを実施する企業が増加。その一方で、主催者と参加者が直接コミュニケーションできる場として、リアル(オフライン)イベントに注目が集まっています。今回はリアルイベントを開催するメリットや、ハイブリッドイベントの事例をご紹介。イベント担当者が押さえておきたい感染症対策についても解説します。
INDEXリアルイベントとは、オンラインだけで完結しないイベントのことで、実際の会場に人を集めて参加者とコミュニケーションを図り、リアルな体験を提供する催し物です。オンラインイベントとの違いは触覚、味覚、嗅覚といった実際に体験しなければ伝わらない五感から訴求できる点にあります。商品やサービスを効果的にアプローチできるのが、リアルイベントの特徴です。
リアルイベントを開催するメリットは、前述したようにオンラインではできない人の五感を刺激できるという点。集団に対して同時に五感に訴えることで、臨場感や一体感を創り出すことができ、目的達成の最大化に大きく寄与します。また、会場に足を運ぶ参加者は総じて関心が高く、購買意欲も高い傾向にあります。こうした温度感の高い見込客にアプローチできるというのもリアルイベントを開催するメリットです。
オンラインイベントには、すでに商品やサービスに興味がある、または興味のありそうな参加者が集いますが、リアルイベントには、商品やサービスにまったく興味がない人も訪れます。つまり、幅広い層の参加者にアプローチできるのがリアルイベントの最大のメリット。例えば商業施設やイベントスペースで行なうイベントには、インターネットやSNSを利用しない世代の子どもやシニアも訪れます。本来出会うはずのなかったお客様と接点を持てるため、商品やサービスの認知拡大の効果が期待できます。
リアルイベントの醍醐味といえば、参加者と主催者が生み出す一体感や臨場感。この場所でしか味わえない熱量は参加者を魅了し、熱狂的なファンを作り出します。主催者と参加者の関係だけではなく、参加者同士の交流の場が生まれやすいのもリアルイベントの特徴。参加者同士のコミュニティが広がることで、知人や友人にまで波及し、結果として自社商品やサービスのファン、リピーター獲得につながります。
例えば嗜好品にあたるような飲食物は実際に口にしてみなければ味がわかりませんし、また高単価なブランド製品は実際に触れてみなければ質感や使い勝手がわかりません。商品やサービスに触れてもらう機会を提供することで、その魅力がより深く伝わり、売上アップにつながります。購入先がオンラインの場合、直接的な売上には貢献しませんが、商品やサービスに直接触れた経験が購入動機になるケースは非常に多いため、リアルイベントを開催する意味は大いにあるでしょう。
リアルイベントが最も力を発揮するのは、商品やサービスとの出会いに「体験」という価値を提供できることにあります。音楽・スポーツイベントのように、同じ場所で同じ時間を過ごすことで、商品やサービスの世界観をより深く伝えることができますし、子どもが普段出会うことのないものに触れる体験を提供することで、深い印象を残すことができます。文字での説明ではなく、五感すべてに働きかける体験を提供できるのは、リアルイベントならではのメリットです。
ここまでリアルイベントのメリットを紹介してきましたが、リアルイベントは参加者と対面でコミュニケーションを行なうため、コロナ禍の現在では感染症対策が不可欠です。参加者が安心して参加できる、かつ、リアルイベントとしての醍醐味を失わないようにするために注意すべき点を紹介します。
参加者の密度が高くならないよう、人が滞留する場所を作らない、参加者と参加者の間隔を開けることを徹底しましょう。例えば列ができるようなイベントの場合は、床にシールなどを貼って並ぶ位置を明確にし、来場者にソーシャルディスタンスを意識させます。着席型のイベントの場合は、席を離して設置する、または使用禁止の座席を用意して密にならないようコントロールします。コロナ禍では運営スタッフの負担も大きくなりがちです。参加者が自主的にソーシャルディスタンスを守れるよう工夫しましょう。
不特定多数の人が集まるリアルイベントでは、徹底した衛生管理が欠かせません。特に多くの人が触れるトイレやテーブル、椅子といった共用部分の消毒は定期的に行なう必要があります。スタッフの数が少ないと、気のゆるみからつい抜けてしまいがちです。消毒をイベント運営の一部に組み込むなど、すべてのスタッフに感染予防の意識を持たせましょう。受付や出入口には、手指消毒用のアルコールを設置することも忘れずに。
受付や商談スペースなど、スタッフと参加者が会話する場所には、アクリルパーテーションやビニールカーテンなどを設置しましょう。休憩室では、人と人が向かい合わない座席のレイアウトにしたり、席の間隔を開けるといった工夫が必要です。また、飛沫が飛ぶ可能性がある場所では、参加者にあらかじめマスクの着用を告知することも感染症の防止につながります。
屋内のイベントでは頻繁に換気を行ない、空気を入れ替えるようにしましょう。特に夏場や冬場は外気の影響が大きいため、密閉空間になりやすく注意が必要です。また、控室や休憩室、更衣室も同様に空気の入れ替えを忘れずに。窓が少ない場合は、扇風機やサーキュレーターなどを使って空気を入れ替えましょう。
入口では参加者に検温や健康状態のチェックを実施し、発熱などの症状がある場合は、入場を制限するなどの対応も必要です。また受付付近は混雑しやすく、密度も高くなりがちです。行列ができることを想定し、一度に入場できる人数を制限する、受付を複数設けるなどして、参加者を分散させることをおすすめします。最近では発熱者を検知できるカメラもあります。こうした設備を活用して、入場時の混雑を避けましょう。
運営スタッフの健康管理は最重要ポイント。出勤前の検温や直近数日間の体調の確認など、あらかじめできる対策は必ず行ないましょう。また、コロナ禍で消毒や参加者の検温といった業務が増えた分、スタッフにかかる負担も増えています。体調不良による欠勤などを考慮し、スタッフの増員も検討したいところ。発熱した場合は無理して出勤しないよう、あらかじめ伝えておくことも大切です。
コロナ禍においては、リアルとオンラインの長所をかけ合わせたハイブリット型のイベントに注目が集まっています。ハイブリッドイベントは、リアルの会場に参加者を集めながら、オンラインでのライブ配信も併用するため、現場の臨場感を残しつつ、リアルでは収容できない大人数を集客できる、双方のメリットを活かしたイベントです。時間や会場の都合から会場に行けないという方も参加できるため、幅広くアプローチできるのもハイブリッドイベントのメリットです。
「どんなイベントを企画したらよいのかわからない」「ハイブリッドイベントの事例を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、CCG STAGGが手がけたイベントのなかから、リアルとオンラインを融合したハイブリッドイベントの事例をピックアップ。ハイブリッドイベントを企画する際にご活用ください。
大型商業施設様のご依頼で、ハイブリッドイベントを企画しました。これまで抽選機を用いて行なっていた抽選会や、スタンプ台を設置して行なっていたスタンプラリーを、非接触のQRコード型に変更。施設を回遊してもらうという目的をクリアしながらも、デジタルツールで安全性を確保し、さらに課題だったデータの集計もできるようにしました。まさにリアルとデジタルのメリットをうまく活かした事例です。
こちらも大型商業施設様の事例です。コロナウイルスの影響で、発表会などのリアルイベントを実施できなくなった近隣の小学校や幼稚園のパフォーマンスを、施設内に設置した大型モニタでライブ中継。子どもたちにとっては練習の成果を発表できる場になり、また商業施設様にとっても地域との連携を強化しながら、集客に活用できました。双方に大きなメリットをもたらしたオンライン×オフラインイベントの成功事例です。
今回はリアルイベントのメリットや感染症対策、ハイブリッドイベントの事例について紹介しました。私たちCCG STAGG(スタッグ)は、商業施設様に特化したイベントの企画・運営を手がける会社です。コロナ禍の現在でも、リアルとオンラインを組み合わせイベントの実績が多数あります。また、オリジナルの抽選会やスタンプラリーをご提供できる非接触・三密回避のデジタルイベントツール「STAQQ」を開発するなど、感染症対策に配慮したリアルイベントの実現にも力を入れています。リアルとオンラインの融合を検討している商業施設様や企業様は、ぜひお気軽にご相談、お問合せください。
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